心ごと

心理学部で何を学ぶのか 勉強内容から活用方法、就職先まで

心理学はとても身近な存在でもありながら、大学で学ぶとなると、いまいち何を学ぶのかわかりにくいですよね。そこで今回は、心理学部でどんなことを学ぶのか、また心理学の活用方法や就職先についてまで紹介していきますね。

 

 

そもそも心理学とは?

 心理学とは、人の心を科学する学問です。心理学の種類はめちゃくちゃあるんですが、基礎心理学と応用心理学の2つに大きくわけられます。そして大学で学ぶのは、主に基礎心理学について。

 

心理学について、詳しくはこちらの記事で

psycheee.hatenablog.com

 

 

どんなことを学ぶのか

真っ先にイメージするのがカウンセリングと読心術だと思うのですが、カウンセリングはほとんどは大学院から学びますし、読心術を学ぶ講義は(たぶん)大学にはありません。

 

主に学ぶのは、心理学史・認知心理学・発達心理学・精神医学・神経心理学・統計・社会心理学・教育心理学・産業心理学などなど…

 

それぞれについて簡単に説明していくと、

 

・心理学史は今までどう心理学が発展してきたかの歴史。

・認知心理学は人の認知を科学的に扱う心理学。条件づけで有名なパブロフの犬とか錯視とか。

・発達心理学は人が人生でどう成長していくかの心理学。エリクソンの発達段階とか。

・精神医学は精神疾患(うつ病とか)について。主に症状について学ぶ。

・神経心理学は脳と言葉・認知との関係を調べるやつ。ロボトミーとか。

・統計は心理学の質問紙データとかをまとめるやつ。文系脳の人は死ぬ。

・社会心理学は集団でどう心が動くかとか。傍観者効果とか。

・教育心理学は先生が学ぶやつ。どうしたら生徒が授業聞いてくれるかとか。

・産業心理学はどうやったら商品が売れるかについての心理学。人ってスーパーを左回りで買い物するんだよとか。

 

 

などなど…。一口に心理学と言っても、とても幅広い学問ということは分かっていただけたでしょうか。

 

心理学部でよかったこと

「なんだ、心理学ってもっと面白くて役立つ学問かとおもったけど、そうでもないんだ~」とガッカリしたあなた、実はめちゃくちゃ面白いし役に立ちます。

 

心理学って、知識が幅広くて、身近な学問なので日常に活かしやすいんです。ただ、大学では日常への活かし方までは教えてくれないので、心理学の面白さを知らないまま卒業してしまう人が後を耐えません。

 

例えば、発達心理学は子どもの成長発達の遅れの発見に役立ち、成人に対しても人生における発達課題をどれだけクリアしているかの指標を学べます。

 

統計はふつうに心理学以外でも使えるので就職に有利。

 

産業心理学は「どんな広告が効果的か?」「人はどんな時に買い物をするか?」などを学べるので、これも就職に超絶有利です。

 

あと、心理学部だった人は分かると思うんですけれども、ベストセラー『影響力の武器』にかいてあることも、実は心理学部で学ぶかんたんなテクニックなんですよ。フット・イン・ザ・ドアとか一年生の時に学ぶレベル。

 

つまり、学部レベルで学ぶ心理学でも、活かし方次第ではすごいことになるのです。

 

臨床心理学を学ぶ上での基礎となる

もし、あなたが心理カウンセラーになりたいのであれば、心理学部を受験した後、大学院まで進学することをおすすめします。

 

発達・精神医学・心理学史…などなど、学部の時に学んだ知識はそのまま大学院での勉強の基礎となります。心理学部以外から大学院に進学してくる人もたまに居ますが、ものすごく大変です。

 

心理学部の進路や就職先は?

心理学部といっても、 進学して臨床心理士になるのはわずかで、一般企業に就職する人がほとんどです。

 

たまに法務技官・障害者職業センターなど、心理学を活かした職場に就職する方もいます。これらは学部卒で心理っぽいことができる就職先。

 

心理士の就職先は広いので、学部の時に安心して学んでおくべき

「臨床心理士になっても仕事がない」「心理士になっても未来がない」などと言われていますが、大学院まで進学してしまえば、意外と心理士としての就職先は幅広くあります。

 

スクールカウンセラー、病院勤務(面接・心理検査)、産業カウンセラー、就労移行支援施設、若者サポートステーション、家庭裁判所、児童心理治療施設、児童養護施設、療育、NICU、司法領域、公務員…などなど…(これでも一例)

 

教育・福祉・医療・産業・司法など、他領域にわたって就職先があるので、学部時代に広く学んだ知識は無駄になりません。

 

13歳のハローワークの人気職業ランキングで2位になるなど、心理士の人気がこれから上がっていくと同時に、就職先もより幅が出てくるでしょう。また、心理士は専門的な知識を持った対人援助職なので、AIに仕事を奪われることもなさそうです。もしあなたが心理学に興味があるのであれば、安心して心理学部に進んでくださいね。