心ごと

カウンセリングを受けるとどうなるの?対話に隠された効果について

カウンセラーという言葉がだんだんと日本でも知られてきたものの、まだまだカウンセリングと聞いても何をするもので、どんな効果が期待できるのか分からない人も多いですよね。ここでは、カウンセリングについての説明と、その効果について説明していきます。

 

カウンセリングとは?

 カウンセリングとは、カウンセラーとの(ほとんどの場合は)1対1の対話を通じて、頭の中を整理し、クライエントの頭の中にある答えを引き出したり、一緒に答えを探したりすることをいいます。

 

カウンセリング=占いのアドバイスのように答えをズバズバ言ってくれるものと思っている人も多いですが、それとは全く真逆で、カウンセラーはアドバイスすることはほとんどないし、穏やかに話を聴いてくれる場合が多いです。

  

カウンセリングの効果

カウンセリングと聞いても、実際はどんな効果があるのか、話を聞いてくれるだけで何も起こらないのではないかと思っちゃいますよね。

 

カウンセリングの認知度の低さや、その効果に対する猜疑心から、わたしたちはカウンセリングよりも、人生の答えを一瞬で指し示してくれる占いのほうを好む傾向があります。しかし、実はカウンセリングにも人生の方向を指し示すほどの効果が隠されているのです。その効果について説明して行きますね。

 

考えを整理する

合理的で、いつも一貫した考えの人間などいません。その時によって考えは変わるし、その考えも常に筋が通っているわけではないのです。人はいろんな矛盾した考えや、整理のつかない気持ち、受けとめられない思いなどが頭の中で渦巻いています。

 

カウンセリングの中で、ゆっくりと対話を重ねる中で、自分の発した言葉を丁寧になぞりながら頭の中を整理することで、「あ、もしかしたら自分はこのことで悩んでいたんだ」と気づくかもしれないし、「なんだ、落ち着いて考えてみると大した問題じゃなかったな」と思うかもしれません。

 

悩んでいる本人が自分の問題を一人で考えようとしても、よけいに分からなくなってしまいます。人の頭の中は非合理的で混沌としているからこそ、カウンセラーという、一緒に頭の中の絡まった糸を丁寧にほどいていくお手伝いをする存在が必要なのです。

 

自分を見つめ直す

自分がどう考えているのかというのは、意外と自分でも分からないものです。だって、ふつう忙しい毎日の中では、ふだんじっくりと自分のことを考える余裕がないから。

 

でも、人生の岐路に立ったときなどには、いったん立ち止まって現状を整理し、自分の心の声をしっかりと聞くことが効果的だったりします。

 

カウンセラーと対話しているうちに、自分と向き合う時間が自然と増えます。また、その時間の中で自分の考えのクセやつまずきポイントに気づいたりもします。友達と喋っているうちに、「自分ってこんなこと考えていたんだ」ってふと気づいた経験はありませんか?

 

忙しい日々の中で何かにつまずいてしまった時には、自分を見つめ直すために使うちょっと贅沢な時間として、カウンセリングを受けてみてもいいかもしれません。

 

理解してもらえることが、自分で解決する力を引き出す

人は、情緒的な感情を共有したがる生き物です。何か嫌なことがあったら友達に「ねぇ聞いて!」と報告したいし、嬉しいときにもやっぱり友達に「ねぇねぇ聞いて!!」と報告したくなっちゃいます。

 

これはけっこう大事なことで、人は「自分の感情・気持ちを理解してくれている」と感じると、荒ぶっていた気持ちが穏やかになったり、満足してもっとがんばろうと思ったりします。

 

実は、クレーム対応で一番効果的なのは理詰めや揚げ足取りではなく、傾聴して相手の気持をひたすら受け止めることって知っていましたか?

つまり、自分の気持ちを理解してくれることで、人は満足して次のプロセスに進むことができるのです。

 

苦しい、悲しい、モヤモヤ、言葉にならない感情……カウンセリングでこれらの気持ちをしっかりと受けとめ、理解してくれる存在となることで、クライエント自身も納得して次に進むことができるのです。