心ごと

発達障害とは?その原因や種類について

 

「大人の発達障害」という言葉が使われるようになった現在、「ミスが多い」「忘れ物が多い」などの症状から発達障害を疑うことが増えてきました。しかし、そもそも発達障害とはどのようにして発症し、どんな種類があるのでしょうか?ここでは、発達障害の原因や種類について説明していきます。

 

発達障害とは?

  発達障害者支援法第2条によると、以下のように説明されています。

 

発達障害とは、発達障害(自閉症アスペルガー症候群・その他の広汎性発達障害学習障害注意欠陥多動性障害などの脳機能の障害で、通常低年齢で発言する障害)がある者であって、発達障害および社会的障壁により日常生活または社会生活に制限をうけるもの

 

また、発達障害者支援法第8条にはその支援についても言及しています。

 

国及び地方公共団体は、発達障害児がその年令及び能力に応じ、かつ、その特性を踏まえた十分な教育を受けられるようにするため、可能な限り発達障害児でない児童と共に教育を受けられるよう配慮しつつ適切な教育的支援を行うこと、個別の教育支援計画の作成及び個別の指導に関する計画の作成の推進、いじめの防止等のための対策の推進その他のしえん体制の整備を行うこと、その他必要な措置を講じるものとする

 

例えば、授業中にそわそわしてしまうADHDの子どもに対しては、運動して発散させる機会を設ける等して集中力を維持させたり、自閉症の子供にはイラストを用いたカードを使って次の行動を説明してあげる、などが個別の支援として考えられます。

 

 

発達障害の原因は?

発達障害は、その詳しい原因は解明されていませんが、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があることから発症すると考えられています。つまり、親の子育てや家庭などの環境によって発症するものではなく、遺伝的・先天的なものとされています。

 

発達障害になってしまったのは子育てが悪かったからだ」と誤解される方もいますが、そんなことは決してありません。

 

また、「大人の発達障害」として世間で言われている方は、幼少期から発達障害の要素は持っていたが、なんとか問題が大きく目立つことなく無事に過ごしてきたが、大人になってから発達障害に気づいたということになります。

大人になってから、新しく発達障害が発症するということもありません。

 

発達障害の種類について

それでは、発達障害の種類について、それぞれ詳しく説明していきますね。

 

自閉症

3歳位までに現れ、他人との社会的な関係づくりの困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く、特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害です。

 

また、自閉症にはいくつかのタイプがあります。カナータイプと呼ばれる自閉症は、言葉を話せないほどの自閉症の一種。アスペルガータイプと呼ばれる自閉症(アスペルガー症候群)は知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の遅れを伴わないもの。高機能自閉症は、自閉症の特徴のうち、知的発達の遅れを伴わないものを指します。

 

 

LD(学習障害)

基本的には全般的な知的発達には遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示すさまざまな状態を示すものです。その原因として中核神経系に何らかの機能障害があると推定されていますが、視覚障害聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接的な原因となるものではありません。

 

ADHD(注意欠陥多動性障害)

7歳以前に現れ、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたす状態が継続しているものです。

 

 

発達障害による二次障害について

小学校などで、発達障害の子どもたちは勉強に集中できない、ミスが多いなどの困難をもともと抱えていますが、その発達障害の特性による困難がまわりに理解されていないことでさらに困難を抱えることがあります。

 

そのため、周りの人達は発達障害の子供の抱える困難さを否定するのではなく、発達障害の特徴を理解し、その特徴に合わせた支援を行うことが必要になります。